小型無人機、東京湾縦断の飛行実験 歯科技工物を輸送: 日本経済新聞


小型無人機、東京湾縦断の飛行実験 歯科技工物を輸送

2021年6月17日 19:26

ドローン競技会を運営する一般財団法人の先端ロボティクス財団(東京・中央)は小型無人飛行機「カイトプレーン」の東京湾縦断の飛行実験を実施する。横浜市金沢区から千葉市の稲毛海浜公園まで約50キロメートルを飛行して、約50万円相当の歯科技工物(100グラム)を輸送する予定だ。

都市部でのドローン物流の実現を目的に実験する。使用するカイトプレーンは全幅約3メートルで、5キログラムまでなら荷物を搭載できる。離着陸は人が操縦するが、飛行中はコンピューターが操縦。東京湾上空100メートルを時速50キロメートルで約1時間飛行する。

同財団は電動の新型機を開発中で、今秋から冬にかけ東京湾上で時速150キロメートルでの飛行実験を実施するという。高速道路などを利用し陸路で運べば100分ほどかかるが、時速150キロメートルなら20分で運ぶことができるという。