東証に8カ月ぶり鐘の音 上場式典を再開  :日本経済新聞


東証に8カ月ぶり鐘の音 上場式典を再開

2020/11/16 11:34

再開された上場式典で、鐘を鳴らす北海道歯科産業の山田代表取締役(16日午前、東証)

東京証券取引所は16日、新規上場に伴う式典を再開した。東京プロマーケットに同日新規上場した北海道歯科産業がセレモニーを開いた。上場式典は新型コロナウイルスの感染対策のため3月から中止されており、開催は約8カ月ぶり。人数制限やマスク着用などの対策が取られた会場内に、鐘の音が響き渡った。

北海道歯科産業は歯科機器や材料の販売を手がける。午前11時に開かれたセレモニーでは山田哲哉代表取締役が上場を祝って鐘を鳴らす「打鐘(だしょう)」をした。

式典は東証に新たに株式を上場する企業や、第1部に上場先を変更する企業などが開く。記念撮影や打鐘を行うのが慣例で、多くの従業員や関係者が集う場となっていた。新型コロナの感染防止のため、東証は3月から中止にしていた。

企業からの要望は強く、東証は16日からの再開を決めた。当面は出席者数を限定したり、間隔を空けたりするなどの感染対策を取る。

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