ライオン、従業員の健康意識高める「GENKIアクション」を展開|週刊粧業オンライン


粧業日報 2019年10月8日号 5ページ
2019年10月8日 10時30分


 ライオンは、会社の健全な成長を支える経営基盤である従業員の健康意識の向上・自発的な健康行動の実践を促す取り組み「ライオン流健康サポートライオン"GENKI"アクション」を2019年より順次展開する。
 従業員の健康行動を「もっとさりげなく、楽しく、前向きなものにリ・デザインする」をコンセプトに健康意識の向上、自発的な健康行動の実践を促すべく、主に4つの取り組みを行う。
 将来の健康リスクを見える化する「個人別健康情報システムの構築」に向けては、健康診断や歯科健診、唾液検査などの健診データを一元化し、いつでも手軽に従業員がアクセスできるシステムを2020年に導入する。
 また、AIを活用し、健康診断データから生活習慣病の将来リスクを予測する仕組みを構築、看護職による健診フィードバック時での生活改善アドバイスに活用する。今後は歯科健診、唾液検査結果を統合してのリスク予測に取り組んでいく。
 「予防歯科習慣の浸透」に向けては、従業員自らが予防歯科を実践する仕組みを構築していく。唾液検査を取り入れた歯科健診の実施により個々の口腔内リスクの把握とセルフケアの実践を促進するとともに、歯科医院におけるプロケア受診の費用補助等により受診率を高め、2020年にはプロケア受診率100%を目指す。
 「3大がん(肺・胃・大腸)対策の強化」に向けては、40歳を対象としたB・C型肝炎ウイルス検査と胃がんリスク検査を実施し、早期のリスク認識を促す。
 また、45歳以降は年代に応じて、胃や大腸の内視鏡検査や肺CT検査の受診の全額補助を行い、早期発見・早期治療のための自主的健診体制を構築していく。
 「禁煙への取り組み」に向けては、喫煙者・非喫煙者の健康リスク削減のために、禁煙支援および環境整備を推進する。スマートフォンで医師の診療・薬の処方を行う「オンライン禁煙支援プログラム」を全額補助にて実施し、禁煙行動を後押ししていく。
 また、2019年7月には本社屋内の社内喫煙ルームを廃止し、2020年1月から国内すべての従業員を対象に就業時間内を禁煙にする。これらの施策の実施により、2018年23%の喫煙率を、2020年には15%に引き下げていく。
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