シケン、熊本・西原村に新工場 歯科技工物を首都圏などへ出荷
シケン、熊本・西原村に新工場 歯科技工物を首都圏などへ出荷
【熊本】シケン(徳島県小松島市、島隆寛社長、0885・32・2000)は歯科技工物の製造事業を拡大する。熊本県西原村に工場を新設する(イメージ)。投資額は1億7620万円。関東など都市圏からの受注を中心に、入れ歯や虫歯治療の詰め物などを製造する。新工場は2階建てで延べ床面積737・85平方メートル。3月に着工し8月に操業予定。従業員は新規に50人を採用する。将来は80人規模への拡大を計画。同工場の年間売り上げは3億円を見込む。
熊本地震後、同村への工場新設による新規立地案件は初めてという。島社長は「約10年前から九州、熊本出身の歯科技工士を採用しており、今後も九州地域の人材を確保する」と抱負を述べた。
歯科技工業で国内大手の同社は1979年設立。従業員650人で、歯科技工士は370人。17年3月期の売上高は48億7320万円。全国に営業拠点26カ所と歯科技工所6カ所を置く。フィリピンにも関連会社の歯科材料製造拠点を持つ。
(2018/1/31 05:00)
