黎明期から日本の歯科技工業界を支え続けてきた大家、桑田正博さんが死去した。一般社団法人大阪府歯科技工士会が明らかにした。85歳だった。この訃報に、歯科業界関係者からは悲しみの声があがっている。
桑田正博さんは愛歯技工専門学校を卒業後、歯科技工士が国家資格化された1957年にライセンスを取得。1962年に渡米し、金属焼付ポーセレン(PFM)の開発に携わるなど、世界各国でその功績を高く評価されていた。その後は「クワタカレッジ」の設立などを通じ、後進の育成に尽力した。
1Dでは2017年に桑田氏を取材しており、「歯科医療は "技" ではなく、人間の健康を目的にするべき」と編集部に語っていた。
大阪府歯科技工士会は「歯科技工士の地位向上、学術分野の確立に世界的に尽力されたことは皆様もご存知のことと思います。桑田先生のご功労に敬意を表しますとともに、ご冥福をお祈りいたします」との声明を出している。