歯科と医科、連携推進 熊本県、保健医療計画で最終案 - 熊本日日新聞
歯科と医科、連携推進 熊本県、保健医療計画で最終案
2018/2/18 09:26
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県は16日、口内の健康を保つ指針となる第4次県歯科保健医療計画(2018~23年度)の最終案を示した。産婦人科など一般の医科との連携を強め、歯周病との関連が指摘される早産予防などに取り組む。虫歯予防に効果があるとされる、フッ化物を使ったうがいの実施向上も目指す。
同日、熊本市中央区の熊本テルサであった県歯科保健推進会議に報告した。歯科口腔[こうくう]保健法などに基づき3月中に策定する。
計画では、医科と歯科の連携を推進。歯周病による炎症物質が、早産や糖尿病の悪化に関係するため、口の自己チェックに共同で取り組み、医療機関の受診を促す。
また、子どもの虫歯予防のためフッ素を使ったうがいを県内全小中学校で実施。成人の歯周病検診も全市町村で実施を目指す。
第3次計画の達成状況も報告。全53項目の評価指標のうち、「達成」12、「前進」は29。5項目は「後退」だった。(林田賢一郎)
(2018年2月18日付 熊本日日新聞朝刊掲載)