日本歯科大が「健康麺」を開発
日本歯科大が「健康麺」を開発新潟県産の小麦と玄米粉で栄養豊富に
日本歯科大学新潟生命歯学部(新潟市中央区)が新潟県産の玄米粉などを使った「健康麺」を開発し、試食会が22日、新潟生命歯学部の学生食堂で開かれた。学内外の関係者らが栄養豊富で、体に優しい麺を味わった。
新潟県の食材を使った食品開発に取り組む同学部食育・健康科学講座の中野智子客員教授(59)が、世代を問わず、体の負担なく食べられる食品を作ろうと発案。ホテル日航大阪、ホテル日航新潟などが協力した。
麺は新潟県産の小麦粉と長岡地域産の玄米粉を使い、骨や歯の健康維持に大切な亜鉛を生地に練り込んだのが特徴。栄養面に優れるだけでなく、そしゃくを促す食感で、くせのない味に仕上げた。
試食会には学生や企業関係者ら約20人が参加。ホテル日航大阪の井口正彦総料理長がさまざまな太さの麺を使い、ラーメンやジャージャー麺などを提供した。新潟生命歯学部3年の岸本豪さん(24)は「食べにくいのではというイメージがあったが、すごくおいしい。和洋中どんな味でも楽しめそう」と話した。
健康麺を使ったメニューは今後、新潟生命歯学部の学生食堂のほか、ホテル日航新潟でも提供される予定。中野客員教授は「子どもから高齢者まで食べやすい食品ができた。多くの人に食べてもらいたい」と語った。