傷害:不必要に前歯削った歯科医再逮捕 相談が70件 - 毎日新聞


不必要に前歯削った歯科医再逮捕 相談が70件

毎日新聞2018年2月7日 21時02分(最終更新 2月7日 21時41分)

福原淳郡容疑者が代表を務める岡山ファミリー歯科が入る建物=岡山市北区津島新野1で2018年1月17日、益川量平撮影

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 患者の歯を不必要に削ったとして、県警は7日、岡山市北区津島新野1の歯科医師、福原淳郡(あつくに)被告(53)=傷害罪で起訴=を傷害の疑いで再逮捕した。「(逮捕は)間違いです。理解もできません」と否認しているという。岡山西署には、福原容疑者の治療方法に関する相談が約70件寄せられており、関連を調べている。

 逮捕容疑は昨年3月27日、自身が代表を務める歯科医院「岡山ファミリー歯科」(同所)で、治療に訪れた20代の男子大学生の承諾なく、歯科器具を使って不必要に前歯を削り、傷害を負わせたとしている。

 県警によると、大学生は右上の親知らずの治療のために受診。治療後、福原容疑者に前歯のかみ合わせが悪いと告げられ、前歯数本を削られた。大学生は翌日、前歯の治療に違和感を持ち、別の歯科医師の診断を受けて不必要な治療だと判明した。前歯の治療に約3カ月を要したという。

 福原容疑者は昨年5月、別の患者の奥歯2本を不必要に削ったとして、傷害罪で起訴されている。【高橋祐貴】