歯愛メディカル、純利益91%増に上方修正 20年12月期: 日本経済新聞


歯愛メディカル、純利益91%増に上方修正 20年12月期

2021年1月26日 19:25

歯科用品通販の歯愛メディカルは26日、2020年12月期の連結純利益が前の期比91%増の28億円になったようだと発表した。従来予想から6億円上方修正した。グローブや消毒剤、マスクなど新型コロナウイルスの感染予防商品の注文が増えた。受注増加に伴う物流センターの稼働率上昇も寄与した。

連結売上高は30%増の373億円となった見通し。従来予想を34億円上回る。厚生労働省による感染予防対策費の補助事業に歯科医院が対象となっており、関連商品の受注が増えた。

一方、寒波や燃料不足を受けて卸電力の価格が上昇したことで、歯愛メディカルが注力する新電力の事業環境が不透明となっている。特別損失として新電力子会社の投資有価証券評価損を1億7500万円計上する。