「サブスク」の流行はジャンルを問わず!? 米国でデンタルフロス向けサービスが開始 - Engadget Japanese


電動歯ブラシのサブスクリプションサービスを米国で展開し、注目を集めたスタートアップ企業「Quip」が、同じく米国向けに新たなサブスクリプションサービスを展開します。それはデンタルフロス(歯間清掃用糸)です。

同社はSilver metal refillable flossと名付けられた、詰め替え式のデンタルフロスディスペンサーを発表。合わせて同製品用の「詰め替え用のフロスを定期的に配送するサービス」を始めるとのこと。
今回発表されたディスペンサーは、金属製のモデルとプラスチック製があり、価格は金属製が20ドル(約2200円)、プラスチックは10ドル(約1100円)です。フロスに関しては購入時点で約43メートルが格納されています。これはいわゆるスターターセットとなっており、以降は定期配達される新しいフロスを詰め替えて使用するという仕組みです。

詰め替え用のフロスは5ドル(約540円)で、3カ月ごとに新しいフロスが自宅に届くという仕組みです。フロスはディスペンサーから切り離して使用しますが、切り離す目安として約45センチ(アメリカの歯科医師が推奨するフロスの長さ)ごとにマーカーがついているのが特徴。これにより、効果的に歯垢を除去できるとしています。
日本ではデンタルフロスの使用はなじみがないのでピンと来ないかもしれませんが、例えば「『小林製薬の糸ようじ』が定期的に届くサービス」といえば分かりやすいでしょうか。
PCやスマートフォンのアプリで話題となることの多いサブスクリプションサービスですが、もともとはこうした日用品の分野で発展してきた形態でもあります。この調子でいけば、日常のあらゆるものがサブスクリプションの対象になるかもしれません。

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