西予の歯科多数休診 医師会合の出席者が新型コロナ感染|愛媛新聞ONLINE


西予の歯科多数休診 医師会合の出席者が新型コロナ感染

2020年11月25日(水)(愛媛新聞)

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 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、西予市の三瓶地域を除く歯科診療所14カ所の大半が12月2日まで休診することが24日、分かった。県歯科医師会によると、18日に市内で開かれた東宇和歯科医師会会合の出席者約10人の中に感染者が1人いたことが判明。ほかの歯科医師はPCR検査で陰性が確認されたが、八幡浜保健所から濃厚接触者として自宅待機を指示され、休診となった。

 複数の関係者によると、感染者1人については、11月20日の「感染警戒期」移行後に県が在住地域を非公表として発表したとみられる。

 市内の複数の診療所では入り口に休診の張り紙をしたほか、患者に電話連絡し予約変更や説明などの対応に当たっている。会合に出席していなかったり、代替の歯科医師を確保できたりした施設は診療している。県歯科医師会は「会合ではできる限りの感染防止対策を取っていた。会としてこれまで同様に感染防止対策に取り組む」としている。

 市によると市内には歯科診療所は18カ所あり、うち2施設は兼務。三瓶地域の4診療所は西宇和歯科医師会に所属している。市生活福祉部は「県の発表内容以上のことはコメントを控える」としている。

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